本文へジャンプ2012年 新年号

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 明けましておめでとうございます。毎年毎年一年が早いですね〜で始まりますが、昨年は大震災・原発事故等の国を滅ぼしかねない程の災害が有りました。
  世界は資本主義経済の衰退ドル・ユーロが不安定の為に円高が進んでいます。今までの経験だけでは計り知れない動きが見られます。この地球自体からみて人間の生活・知識・科学力なんて知れたものです。奢り高ぶることなく真摯な気持ちを持って生活していきたいものです。

さて我鍼灸師会は昨年は山口国体・山口大会・宇部まつりに参加をして鍼灸無料体験コーナーを催しました。中々普段体験出来ない貴重な体験を参加された先生方も多いいと思います。本年度も宇部まつり参加を中心に昨年中止になった勉強会等もやっていきたいと思います。  最近テレビに出なくなった人で森田実さんの評論が有ったので載せてみました。テレビ局にとって都合の悪い人は段々と出なくなっています、逆に出なくなった人の話は正論かなとも思います。森田さんもその一人です、そうなのかと思う話が載っていました。
  今回お正月なので長い文章が続きますが、お休みですのでボツリボツリと読んで頂けたらと思います。社会人になって政治・宗教の話は禁句ですが、世の中がこんな状況ではそんなことも言ってられないし美味しい話には気を付けろです。

TPP反対は日本独立運動だ 森田 実(月刊日本)
  対米従属の起点となった旧安保条約──野田首相はTPP交渉参加へ向けて関係国と協議に入ると表明したが、TPP反対運動が日々高揚している。
森田 TPP問題は、いまや対米関係を大きく変える一大政治問題と化しつつある。TPP反対運動は、今後の展開次第では、日本の真の独立を求める運動となり、対米従属外交を終焉させる契機となるかもしれない。

  改めて日本の対米従属が固まった歴史を振り返っておく必要がある。私は、対米従属の起点は日米安保条約にあると考えている。
  旧日米安保条約は、戦後史におけるわが国の最大の汚点と言っていい。一九五一年九月八日、わが国はサンフランシスコで連合国側と講和条約に調印したが、同日、米国政府と日米安保条約(第一次安保)にも調印した。講話条約がオペラハウスにおいて全権代表団によって調印されたのに対して、安保条約は下士官用クラブハウスの一室で、吉田茂首相ただ一人が調印した。しかも、吉田は内閣総理大臣という肩書きなしで、安保条約に調印した。宮沢喜一氏の証言によれば、吉田は「君たちは来るな。自分だけでいく」と語った。日米安保調印が大きな汚点になることを知っていたからだ。
  そして、対日講和と安保の二つの条約を「サンフランシスコ二条約」という形でセットにして批准ひじゅん ratificationとは、既に全権代表によって署名がなされた条約に拘束されることを国家が最終的に決定する手続きである。通常は議会の同意を得て元首等が裁可あるいは認証、公布などを行うことにより成立し、締約相手国と批准書を交換したり国際機関に批准書を寄託することによって国際的に正式確認される。)続きがとられ、全く国内で議論をすることなく、日米安保条約は批准されてしまったのである。講和条約はそれなりに国民的議論があったが、安保条約は全く議論されないまま、アメリカに強要される形で、秘密裏に調印されたのだ。
  国際法では、占領下において占領当局が一方的に強要した条約は、講和条約発効によって独立した場合には消滅することになっている。ところが、日米安保条約は消滅されず、その条約の改定という形で六〇年安保条約が締結された。つまり非合法な旧安保条約は改定条約締結というトリックによって合法化されたのだ。こうして、ポツダム宣言で連合国が約束した日本の独立は反故にされた。そして日本は半永久的に米国の隷属下に置かれることになったのだ。六〇年安保に私たちが激しく反対した理由の一つが、旧安保条約の非合法性を蔽い隠そうとすることに対して反発し、怒ったことにあった。

── 森田さんは、全学連を率いて砂川闘争などの米軍基地に対する反対闘争を展開し、六〇年安保闘争を闘ったが、当時から旧安保の非合法性についての認識はあったのか。

森田 当時からあったが、まだ十分な資料はなかった。「インチキがあるらしい」という漠然とした疑いも持っていた。当時は、それを裏付ける資料が公開されていなかった。第一次安保は破棄すべし、と主張していた。

── 独立後の日本は、そうしたトリッキーな方法によって、アメリカの支配下に置かれ、首都東京に米軍基地が設けられるというな状況が生まれ、その延長線上で、今日までアメリカによる従属体制が続いている。

森田 その通りだ。旧安保条約が秘密裏に、非合法的に結ばれ、それを改定するトリッキーな方法で合法化し、日本を永遠に植民地化する体制を築いたのが、一九六〇年の安保改定だった。インドネシアのスカルノが言った通り、国土の一部が占領されているような状態は独立ではない。

アジア太平洋地域を分断するTPP ─TPPを推進するアメリカの狙いをどう見るか。

森田 TPPには国内的に様々な問題点があり、議論され始めているが、私が心配しているのは、それがアジア太平洋地域の分断を招くことだ。
  戦後の日本が唯一、自発的、主体的に提唱した世界秩序構想が、APEC(アジア太平洋経済協力)だった。これは、戦後日本の主体的外交の立脚点であり、戦後日本の外交上の宝といってもいい。
  APECは、もともと一九七八年に大平正芳首相がアジア太平洋地域の経済協力体制構想として「環太平洋連帯構想」を呼びかけたことに始まる。大平政権下では政策研究会「環太平洋連帯研究グループ」が設けられたが、一九八〇年六月の大平首相の死去により頓挫した。大平氏の後を継いだ鈴木善幸総理は、大平構想に注目しなかったが、次の中曽根康弘氏は大平構想に注目し、大平首相のブレーンを中曽根内閣のもとに再結集して大平構想の実現に意欲を示した。その結果生まれたのが、APECだったのだ。
  発足した一九八九年時点の構成国は、日本、アメリカ、カナダ、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、当時のASEAN加盟六カ国で、一九九三年には中国と台湾が加盟、文字通りアジア太平洋地域を包含する経済協力機構となった。これは、わが国が誇るべき外交成果であった。
  次第にAPECはアメリカ主導による貿易自由化推進の場としての色彩を強めた。ところが、アメリカはいまTPPを自ら主導し、APECを分断し、中国に対抗する経済ブロック化を推進しようとしている。
  APECに加盟している中国、インドネシア、フィリピンなどは、TPPには参加していない。TPPはまさに、アメリカに追随し、中国を包囲しようとする国々中心の組織の性格がある。つまり、TPPはアジア太平洋地域を分断し、アメリカ主導の新たなブロック形成の道具になる恐れのある組織なのだ。TPP推進は、日本が自ら築き上げたアジア太平洋の全ての国々を含む平和的経済協力構想の崩壊を意味する。しかも、中国とTPP参加国を分断しておいて、アメリカは自ら中国の市場を押さえようとしている。アメリカのわがままである。
  日本は、真っ先にオバマ大統領に次のように直言すべきだ。「TPPは、アジア太平洋地域全体の経済協力という、APECの立脚点に反するものだ。アジア太平洋の分断につながるからこれを推進するのは止めなさい」と。そう言ってやることが、アメリカの友好国である日本が果たすべき役割である。
  ところが、菅直人前首相は、このようなアジア太平洋地域を分断する恐れのあるTPPに喜んで乗ってしまった。そして、三・一一の大震災の後、一時的にTPP交渉参加についての結論を先送りしていたが、この間アメリカ政府は日本政府に強い圧力をかけ続けた。野田総理は表面上は曖昧な態度をとり続けながら、TPP推進派に対しては、TPP推進の姿勢を示していた。菅氏と野田氏には、TPPを推進するという約束があったのではなかろうかと言われている。私は、すでに野田内閣はアメリカ政府に対して、日本政府はTPP交渉に参加すると伝えていたのではないかと推測している。野田首相は国内と海外の対応を使い分けている。
  野田政権が十一月上旬のG20サミットで「大増税」を国際公約したことにも、この政権の財務省寄りの姿勢と、対米従属的性格が如実に示されている。野田政権は従米・従財務省政権である。
  野田首相は十月末の国会における所信表明演説では一言も語らなかった消費税増税を、十一月三日のG20サミットにおいて国際公約をするという大フライングを犯した。消費税増税という政治の大事を日本国民には何も語らず、国権の最高機関の国会において一言も言わないまま、国際公約するとは、日本国民に対する裏切り行為にほかならない。これほどひどい首相の裏切りはほとんど例がない。

宇部まつりに参加して

去る11月6日(日)宇部市保険鍼灸師会は、昨年に引き続き宇部まつりにおいて、“鍼灸無料体験コーナー”を設けました。僕もそのスタッフの一人として参加させていただきましたので、その時の様子を紹介させていただきます。
  会場はヒストリア宇部(旧山口銀行)の一室を使いました。待合・受付・ベッド6台が余裕を持って設置できる広さで、祭りのメインストリート沿いという好立地なので、「良い会場だ!!」と思いながらスタッフ全員で手分けして準備を進めていきました。

  当日は生憎の雨模様で、どうなるのか不安な気持ちもありましたが、会場内の別室を控室にしていたヨサコイ踊りのメンバーが数名鍼を受けに来られて施術スタート!雨が降っても踊るらしく「大変やね〜。」と言うと、「そうですね〜。でも、みんなで踊ると楽しいです!!」とキラキラした笑顔が返ってきたので、こちらが元気をもらってしまいました(笑)みんなで一所懸命に何かをやり遂げるって素敵な事ですね!!

  午前中はゆったりとしていましたが、午後からはバタバタしてあっという間の一日となりました。結果的に99名の方が利用して下さいました。疾患としては、腰痛・肩こり・膝痛等が多く、婦人科疾患や精神的な症状を訴えて来られる方もいらっしゃいました。

 今回参加させていただいて思ったことは、整骨院や鍼灸院の数がどんどん増えているにも関わらず、鍼灸を体験した事の無い方がまだまだ沢山いらっしゃるということです。「これから鍼灸の時代が必ず来る!この業界の伸び代はこんなもんじゃない!!」と確信に近いものを感じてしまいました。・・・単純ですよね(笑)このようなイベントに参加させていただくことで、治療家としては勿論、人としての経験値も上がるので、これからも積極的に参加して鍼灸の普及に努めると共に、技術と人間力を養っていきます!そして、人の笑顔の為に働ける人間を目指していきます!

  最後に、宇部市保険鍼灸師会の先生方の御蔭で素晴らしい経験を積むことが出来ました。ただひたすらに感謝です。(−人−)これからも御指導・御鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。     松本 欣之

第24回(社)全日本鍼灸学会中国四国支部学術集会 香川大会参加報告         報告者;中島 徹

111920日にかけて香川県高松市に出かけました中島先生報告紀行文です。韋駄天中島節健在なり快調に飛ばしてます。 

   日時;平成23年11月19日(土)・20日(日)
   会場;ホテルパールガーデン
   メインテーマ;広めよう!はりきゅうを サブテーマ;−中国・四国からの提言−
   目的;宇部市鍼灸師会内での旅行会メンバーによる親睦を兼ねた勉強会参加
   参加者;筒井先生、宗岡先生、松本(満)先生、古川先生、松本(欣)先生、中島、

橋本先生(JRにて)報告;

11/19(土)早朝6時まだ暗い雨の中、宇部を出発、その為か車内は若干湿り気味?

  イヤイヤいつもの笑顔は健在。まだまだイケル!?車は雨前線に沿って進むので絶えず降り続く中を進行した感があった。車内では日ごろの情報交換の不足分を埋めるべく会話がはずむ。途中、与島での休息時には車内で唯一の晴れ男が居るためか?雨は小降りとなり事なきを得た。10時30分頃にはホテル到着

  昼食は讃岐といえば「うどん」ですよね!そこでホテルの案内で近くの名店を聞く『たも屋』へと直行1日600人の来客が訪れるという。それどれが慣れないセルフサービスに戸惑いながらも讃岐うどんを堪能した。(ごめんなさい!宗岡先生)

午後2時45分から開会式、
3時から一般口演7題、(内容は割愛します)
  その中でも我が山口県からは松本先生による「2011おいでませ、山口国体ボランティア報告」これはメ  インテーマでもある「広めよう!はりきゅうを」をそのまま実践した誠に貴重な発表でした。その他6  題を5時半まで聴講
6時30分〜8時30分 懇親会、会場には若干少ない40名程度の出席者でした。
  皆さんそれぞれよいノミニケーション(飲みニケーション)をされているように思いました。その後も当  然のごとく飲みニケーションは延々と続き時はすでに12時になっておりました。

11/20() 
9時00〜10時30分特別講演T「安心、安全な鍼灸臨床のための情報」講師;山下 仁 先生
   特に医療過誤は鍼灸師の安全性ととらえるべきであり、さらにその背後にある、個人鍼灸師レベルの問  題では済まされない「鍼灸システムの安全性(あるいはリスク)」を問わなければならない。システム  改善の具体策のひとつは教育の改善であり、鍼灸学校における卒前の安全教育と、学会や研修会などに  よる卒後の安全性に関する継続教育の推進が重要である、とのご指摘あり納得!
10時40〜11時50分特別講演U「血液悪性腫瘍に対する最近の治療」講師;大西宏明 先生
                   (内容は割愛します)
1330分 ホテルパールガーデン出発〜帰路に付く
18時宇部着

  最後に、先ずはドライバーの方、行きは雨の中での運転、帰りは強風と逆光をかいくぐり我々を無事宇部の地まで帰還させて頂いたお二人には本当に感謝を申し上げます。お疲れ様でした。
  私は今回で4度目の旅行会参加でしたが、いつの学術集会に参加しても思うことですが、「鍼は実に素晴しいものですが、その一方ではいつも過誤というリスクも消して忘れてはならないものであることを・・・。」臨床暦20年のベテランの先生でもそれは決して忘れてはならないことだとの指摘もありました。今回もそれぞれの先生方も同じような気持ちでお話を聞かれたことだと思います。終わりに今から若い会員を増やさないと10年先はどうなるのかなと一抹の寂しさを覚えながらの下車でした。       合掌

資本主義は終わりの局面 冷静な目で考える次の世界経済

ギリシャ破綻の次はイタリアの破滅、そしてドイツ、アメリカ、日本と連鎖する危機の実相

ギリシャ破綻の次はイタリアの破滅、そしてドイツ、アメリカ、日本と連鎖する危機の実相

  ギリシャ危機はアッという間にイタリアに飛び火し、その火はEU全土に燃え広がる勢いだが、どうしてこんなことになったのか。立ち止まって、冷静に考えてみる必要がありそうだ。
  たかが、ギリシャのデフォルトである。小国の財政問題で、なぜ世界経済が沈没の危機に瀕するのか。ギリシャの財政危機はとっくの昔から分かっていたし、イタリアやスペイン、ポルトガル危機も予想できたことだ。イタリアの政治的な不安定さもいつものことで、何もベルルスコーニだからという話ではない。つまり、天変地異のようなことが起こったわけではないのに、世界が沈むような大恐慌になりつつあるのはなぜなのか。それをハッキリさせる必要があるのだ。
  慶大教授の金子勝氏(財政学)は「欧州危機の本質は、国家の財政危機ではなく金融危機だ」と言った。

  ギリシャ一国が破綻したところで、世界は困らない。欧州の金融債を保有する金融機関が困るのである。そして、金融がダメになると、連鎖で世界経済が破滅する。歪んだ金融資本主義をつくり上げてきたツケだ。それがモロに回ってきたのだ。
  「リーマン・ショックで弱った銀行は、きちんと不良債権処理をしてこなかった。そこに欧州の国債危機が重なったため、耐えられなくなったのです。債権処理をしようにも、複雑な証券化商品は、あちこち混ざり合って、どこに何があるか分からない。何から手をつけていいかも分からない。これは市場原理主義のなれの果てです」(金子勝氏=前出)

1%のために世界が崩れるアホらしさ
  ここでもうひとつの疑問。そうやって共倒れにならないように、各金融機関はリスクヘッジをしてきたのではなかった  か。CDSに代表されるようなデリバティブを発行し、どこかが潰れても連鎖しないように金融工学を応用してきたので  はなかったか。
  「それがまた裏目に出たのです。高度に進化した金融工学は、コンピューターを駆使する。世界中が同じような   
  ルール、プログラミングでリスクヘッジしているものだから、ひとつの綻(ほころ)びが生じた途端、みんなが共倒れになって  しまう。恐ろしいのは、金融工学を過信して、各金融機関はリスクを平気で拡大してきたことです。ヘッジしているから  大丈夫とタカをくくり、抱えきれないリスクを背負った。だから、ギリシャの小さな問題が世界中をのみ込んでしまったの  です」(金融ジャーナリスト・浪川攻氏)

  愚かな話だ。金融工学への過信もアホなら、それによっていい思いをしたのはたった「1%」の富裕層だけなのだ。
米議会予算事務所の統計によれば、上位1%の平均年収は96万ドル(7500万円)で、彼らが米国資産の半分近くを保有している。富を独占しているのは、ウォール街のバンカーたちだ。コイツらのせいで、世界経済が音を立てて崩れようとしている。公共サービスはカットされ、年金カット、増税を余儀なくされる国々が続出することになる。こんなバカバカしい話はない。

◆マネー資本主義は完全に終わった
   ハッキリしたのは、もうこのシステムは持たないということだ。マネー資本主義、金融資本主義の終焉である。福井県立大  教授の服部茂幸氏(経済学)は、こう言う。

  「米国発の新自由主義経済システムは、完全に行き詰まった。出口がありません。これまで、米国の『金融立国』の成功を1%のエリートが享受し、自画自賛してきました。しかし、この1%の成功でさえ、砂上の楼閣だった。住宅バブルがはじけて、楼閣はもろくも崩れ去ったのです。冷静に考えれば、いつかこうなることは分かっていた。とうとう“その日”がやって来たということです」
  金融が機能しなくなれば、資本主義はもうオシマイだ。今はグローバル経済で、みんなつながっている。日本だけが助かるなんて、あり得ない。危機はやがて、フランス、ドイツに波及し、世界を巻き込み、当然、日本も直撃する。これが今回の危機の実相なのだ。

◆ルールなきジャングル経済に向かう世界
   だとすると、資本主義が終わって、次に来るのは何なのか。欧州もダメ、米国もダメ、もちろん、日本もメタメタで、先進  国は総崩れ。どこもリーダーとなり得ない。

  元相愛大学長の高橋乗宣氏と同志社大教授の浜矩子氏が書いた「2012年 資本主義経済大清算の年になる」(東洋経済新報社)には、こんなくだりが出てくる。
  〈ドルはいまや、世界の迷惑通貨になっている。基軸通貨とは、その国にとっていいことが世界中にとってもいいことである、ということだ。19世紀の「パックス・ブリタニカ」の時代はポンドがその役割を担った。第二次世界大戦後、「パックス・アメリカーナ」が幕開けした。今やその関係は明らかに成り立たなくなっている〉
  その上で、今後の地球経済は「ルールなきジャングル経済に向かう」と書いていた。そうした混乱期には戦争や恐慌が起こる。それが過去の歴史だ。混乱期が過ぎれば、おそらく、中国やインドなどの新興国が台頭してくるのだろう。元財務官で青山学院大教授の榊原英資氏は本紙のインタビューでこう言っていた。
  〈近い将来、国際社会のリーダー的存在になっているのは中国かもしれない。近代資本主義は終わり、国家資本主義の時代になるのではないか。市場経済はそのままだろうが、バックには国家がつく。そうした国が繁栄し、日本も含めて、先進国は衰退していく〉
  新自由主義経済の後は中国型資本主義ということだ。一言で言えば、戦後日本の官僚主導経済に似ているかもしれない。今後は先進国が衰退し、新興国の時代になる。新興国は保護主義にならざるを得なく、国家の統制が強くなる。そこには資源ナショナリズムも絡み、世界がブロック経済化していく。

◆国家資本主義もおぞましい社会
   問題はそれがいいことなのかどうか、ということだ。野放しの弱肉強食社会であった新自由主義の勝者は1%だっ  たが、そこに国家の規制とコントロールが加われば、そこまで格差は広がるまい。統制された競争であれば、勝者は10%  くらいに増えるかもしれない。とはいえ、それだって格差社会であることには変わらない。資本主義は格差を生む  。格差は民主主義の危機を招く。世界経済が混沌とし、民主主義が危機に瀕し、民族主義やナショナリズムが台頭する   。そんな時代になるのでる。

  金融ジャーナリストの須田慎一郎氏は「金融危機は世界経済の低迷を招く。今後は国家統制経済になり、貧者のキャッチボールの時代になる」と言う。つい最近も中国経済を視察してきた経済ジャーナリストの井上久男氏はこう言った。
「中国では教育に投資するんですよ。親戚が金を出し合って、ひとりの子どもの教育費を出す。その子が出世してくれれば、みんなが潤う。期待に応えられない子どもが自殺したりする。こうした競争社会もまた、おぞましい」

  歪んだ社会主義下の競争社会もまた怖い。世界経済は本当にジャングル化し、暗中模索の時代になる。未曽有の混乱が長く続くのは避けられない。

参考書籍の紹介 松 本

松 本   以前“ぶち鍼灸ちゃ”にも紹介したことがありましたが、ぎっくり腰・慢性腰痛等の患者が未だに減らないことで先日、NHKの朝番組で腰痛の原因・発症メカニズム(ストレスが痛みの悪循環に関与)について取り上げていました。
  
これまで腰痛の原因とされた「損傷モデル」椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経根が圧迫され痛みが生じるや脊椎の構造異常が痛みの原因だとする旧来の理論に疑問を抱き、最近では真因は「筋痛症(筋肉のスパズムによる痛み)」ではないかと考える整形外科医の先生が居られることも皆様は既に周知の事と思います。現在のようにあらゆる面で多様化した社会に於いてEBM{根拠に基づく医療⇒過去の疫学的(統計的)データに基づく}だけでは、どうしても限界があり、NBM{物語に基づく医療⇒患者さんとの対話を通じて患者さん自身が語る物語から病の背景を理解する}を加えて行く必要性に変わって来ている。つまり、疾患だけを診るのではなく病人を診る(個別的・全人的・心身の癒し)本来の東洋医学的な考えが要求されている。私たち業界をアピールするチャンスとする為にも各人の鍼灸スキルアップが必要と思われます。
  今回は“免疫に関する”書籍の一部を紹介しますので興味のある方はチェックして見てください。

   免疫革命・・(安保 徹)
   免疫療法・・(福田 稔・安保 徹)
   非常識の医学書・・(安保 徹・石原結實・福田 稔)
   病気にならない生き方「ミラクル・エンザイム」・・(新谷弘実)
   体温を上げると健康になる・・(斉藤真嗣)
   なぜ、「これ」は健康にいいのか?・・(小林弘幸)
   脳からストレスを消す技術・・(有田秀穂)          

筒 井   一年の計は元旦にありということで、心を見つめ直す作業もいいかなという感じで載せました。
 人間の目的は、現実社会の調和にある。
 私達の肉体は動植物のエネルギーが吸収され五体を保っている。
 私達は、そのお陰で生活ができているのである。大自然の仕組みと同じように、私達もその仕組みのなかで生きているのである。
  私達はこのような大自然の恵みというものに対して、感謝の心を忘れている。大自然の恵みを当然のように思ってはならないだろう。
  太陽を拝め、先祖に供養せよ、という説教は、これまで多くの宗教家達によって説かれてきたが、形式ではなく、それに対応する行為が必要で大事であろう。
  大自然に感謝する心があるならば、私達は一人で生きているのではない。社会の一員として存在しているのだという自覚を持ち、社会人類のための布施をなす、報恩の行為が大切だといえよう。
  一人一人が、自ら普遍的な慈悲のありがたさを悟り、心と心との調和による平和な社会を築く、その感謝の念と報恩の行為が大切ということである。 

「心の原点  高橋信次」より

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   1月号 編集後期

今回も筒井会長の多岐に亘る原稿提供により充実した内容に仕上がったと勝手に自己満足しています。会長毎回有難うございます。昨年は、日本にとっても世界にとっても激動の1年になりました。この激動はこれから先も続いて行きそうですが、この渦の中に在っても付和雷同することなく常に日本国民であるという誇りを持って、「心の原点」に有った様に報恩感謝の気持ちで自分を律して生活して行きたいものです。 (M.M)

一年が早いのも4月から新年度になり大体6月頃から新年度の行事が始まります。それからだとまだ半年しか経っていませんそうか気がついたぞ!! 先日地域の子どもたちを連れて、みかん狩りに行きました。その時、鈴なりに成ったみかんを採るのに枝を切った人がいて管理人さんに怒られました。みかんは葉が命なんですと!!これから寒くなる時は尚更です。そうしたらすかさず誰かが人間は歯が命ですよ!!続いてもう一人が僕の頭は毛が命です!!座布団10枚暗くなっていた雰囲気が一気に明るくなりました。大量のみかんと一緒に無事に帰ってきました。さあ家に帰って打上げだー。会員の皆様本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。会員皆様の健康と御多幸を祈念しながら、精進したいと思っています。しっかり稼いでしっかり買い物をしたい今年の初夢です。松茸を食べるぞ!! (ST