本文へジャンプ2013年 2月号

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年 頭 挨 拶                    筒井 茂明

あけましておめでとうございます。

社会・経済が混沌としたこの時代のなかで、物事が早い速度で進み、特に情報は否応なく目から耳から入ってくる。果たしてそれが正しいか間違っているかの判断は自分自身でしなくてはならない。

何せ味噌も糞も一緒の玉石混合の時代だから。

その中でちょっといい話がノーベル賞を受賞された山中教授はアメリカ留学中に、恩師から科学者として大事なことは「VW」ビジョン&ワークハードである教わったそうです。

長期的な展望としっかりとした目標を持ち、懸命に努力を重ねればその一念は必ず叶うという意味です。

そして、我々鍼灸師はとなると???ですが「地域に根差した鍼灸医療の実現」これは多くの人に鍼灸の効果を体感して頂くことです。  

毎年恒例になっている、11月の宇部まつりで「無料鍼灸体験コーナー」の実施で昨年は170人もの人の施術をしました。

今年も宇部まつりに参加をしてより多くの人に鍼灸の安心・安全そのよさを、一人でも多くの人にしってもらい、そして体感していただきたい。

勉強会に参加して

129日(日)に周南市徳山社会福祉センターにて、全日本鍼灸学会認定研修が開催されました。宇部からは宗岡先生・筒井先生・古川先生・橋本先生・中島先生・山田先生夫婦・藤田先生・親父・僕の10名が参加!車1台では無理なので、宗岡先生の車と山田先生の車2台に分かれて現地へ。道中お天気はなんと雪(^^;場所によって降ってない所もありましたが、山に近づくほど激しく降っていました。中島先生の松茸の自慢話や、走行中の車に鳥が大当たりした話を聞きながら、無事現地到着。会場のセッティングを済ませて一息入れようとトイレに行ったところ、大きめの窓が全開の素晴らしく開放的な空間に(笑)スッキリした気持ちで勉強会に突入!

今回の講師は、朝日医療専門学校岡山校鍼灸学科長の山口大輔先生。目の辺りが俳優の山田孝之に似ていると思ったのは気のせいでしょうか?勉強会の演題は、午前中が「腰背部の鍼灸適応疾患とリスク管理」で、午後からは鍼灸実技でした。現在「痛みの原因はこれだ!」というのがほとんどわかっていないのが現状だそうです。身近にもあることですが、お医者さんは無理矢理病名をつけ対処としては電気か湿布かお薬か・・・。なぜ鍼灸は注目されにくいのでしょうか。一部の政治家のように自分の懐具合にしか興味がないのでしょうか。治療家として大切なコトってなんなのでしょうか。色々な考えが頭の中をグルグル回っていましたが、山口先生の話を聞いて「まだまだ沢山の可能性を秘めた素晴らしい職業に就いた!」と改めて思いました。・・・僕のグッチで話がとてつもなく脱線してしまいました。

痛みの原因の一つとして挙げておられたのが「慢性的な不良姿勢」。若い学生さんでも、猫背になっていたり椅子に座る時「仙骨座り」になっていたりして、それでいて「腰が痛い。」と言っているようです。そりゃ~ね~。(^_^;)良い姿勢を保つためにはそれなりの筋持久力が必要になってくるので、結構意識していないと出来ません。背筋ピーン!のおじいちゃんを目指して日頃から意識するようにします。
 その他にも、現在の整形外科や多くの整骨院で当たり前のように行われている「牽引」や「アイシング」に関するお話・腰痛の原因としてよく挙げられる「椎間板ヘルニア」のお話など、目から鱗がボロボロ落ちてとても良い勉強になりました。大阪の整骨院でバイトしている時、その院がアイシングを多用していたし他院で働く友達もそうだったので、「発症から24~72時間はアイシングが普通で、それを過ぎていても痛みや熱感が強ければアイシングをするべきだ!」と思っていました。でも、「急性症状が完了するのは発症から約8時間で、アイシングをするならばその間くらい。それ以降は安定しているので基本的には温めた方が良い。アイシングを多用すればする程治りにくい体を作ってしまう。」という話を聞いてびっくりしました。日本ではまだまだその考え方が浸透していないようで、十字靭帯再建術後のスポーツ選手に対して「24時間クーリング」と言って、患部を1日冷やし続けることを行っているそうです。だから術後の選手の復帰率が悪いのかもしれませんね。やはり「冷えは万病の素」。

お灸(43くらいの知熱灸でO.K.)や、お風呂に浸かって体温を1℃上げてあげるだけで、体内で「ヒートショックプロテイン」というタンパク質が合成され治癒力が高まるそうなので、しっかり体を温めて寒さに負けない体作りをすることが大切ですね!

午前中の講義が終わり、昼食休憩後写真撮影をして、リスク管理の講義で背筋を正してからの実技指導。山口先生は、真皮の下に存在する筋膜、特に「浅筋膜」に着目された治療方法で・・・一度聞いただけでは理解しきれませんでしたが、視野が広がったように思います。遠隔部の皮膚の張り具合を見て、浅い鍼でアンバランスを調節していく。局所の反対側(右肩に対して左上肢etc.)や対角側(右肩に対して左下肢etc.)、拮抗側(肩の外転制限なら同側の脇~側胸壁etc.)にアプローチをかける。経絡にも通じる考え方なので、とても面白さを感じました。刺激の加え方も優しく、自分に合っていると感じたのでできることから治療に取り入れていこうと思います。

勉強会終了後は、山口先生を囲んで懇親会という名の忘年会。久し振りのお酒でフワフワしながら、治療の話あり、政治の話あり、時には皆がシーモネーターに(笑)とても楽しい時間を過ごせました。僕はお酒がぶち弱いのですが、飲むならやっぱり日本酒ですね!「人生の味がするby祖母」まさにその通り!なんて、まだ人生の「じ」の字もわかっていない僕が言うセリフでは・・・まぁたまには良いでしょう。ケ・セラ・セラです。なるようになります。

勉強会に参加するといつも良い刺激をいただきます。本当にありがたいです。岡山から御足労いただいた山口先生には勿論、参加された先生方お一人お一人に感謝です。これからも良いと思ったことはこっそり盗んでいこうと思いますので、皆様御協力の程宜しくお願い申し上げます。 (^◇^)       松本 欣之

日本のメタボ検診 男より女の基準値大きく海外から笑われる                   松本

 10月中旬、健康診断好きの日本人にとっては衝撃的な内容のレポートが、デンマークで公表された。

<一般健康診断は(病気の)罹患率と死亡率のいずれの低下にもつながっていない。それは心血管疾患や癌によるものをはじめすべての病気についても同様だった><一般健康診断が有益である可能性は低い>

 こう結論付けたのは、医学研究の信頼性を検証する国際研究グループのノルディックコクランセンターだ。

 研究班はアメリカとヨーロッパで行われた14件の臨床実験のデータベースを用い、18万人以上の成人の情報を分析。健診を受けた成人群と、受けなかった成人群を平均9年間追跡してその違いを調べた。

 そのうち9件の臨床試験によると、両群において全体の死亡率及び、心臓病、脳卒中、癌による死亡率に違いはなかったという。

 調査を行なったラッセ・クログスボール医師は、調査結果についてこう述べている。

「健診によって病気の罹患率や死亡率は減少しなかった。多くの人は自分の体を車と同じように考え、車検のように体も定期検査すべきだと考えているが、生物学はそれほど単純ではない」

 健診が抱える大きな問題のひとつが、各検査項目で設定されている「基準値」である。この値は非常にあいまいなものだと多くの医師が声を揃える。

 東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一氏がいう。

「ほとんどの健診や人間ドックにおいて、日本の基準値は年齢はおろか性別でさえも分けていない項目が大半です。20歳の活力に満ちた男性と80歳のおばあさんが同じ基準で判断されるのはどうでしょうか。

 また、科学的な根拠のない基準値を設定している検査項目が多い。それは、各分野の臨床学会が患者数を水増しするために厳しい基準を作っているからです。そのため、健診受診者のほとんどが異常とされる項目もある。特に、メタボ関連の基準値であるウエストや血圧、脂質などは欧米に比べて極端に狭い基準値を使っているので問題です」

 こんなデータがある。日本人間ドック学会が今年8月、昨年に人間ドックを受診した全国の約313万人について、「異常なし」とされた人の割合が過去最低の7.8%だったと発表した。メタボ関連の項目一つで「正常者が50%」になり、複数の項目を調べることで、健康な人の9割以上が何らかの異常と指摘される状況になっている。これには同学会さえも「生活習慣病に関する項目の判定基準が厳しくなっている」と頭を抱えたほどだ。

 では、具体的にどの基準値がどうおかしいのか。 

【ウエスト】

 男性は85センチ未満、女性は90センチ未満が厚労省の定める基準値で、男性が女性よりも厳しい数値になっている。アメリカでは男性が102センチ未満、女性は89センチ未満と男性の基準値のほうが大きい。なぜ、日本はアベコベな値になっているのか。

 医学博士で新渡戸文化短期大学学長の中原英臣氏が指摘する。

「ウエストの測定法に問題があるのです。日本ではへその位置でウエストを測るが、国際的には肋骨の下と骨盤の上の間の骨のないところで測定するのが普通。男性はこの位置でもへそでも変わりありませんが、女性はへその位置で測ると骨盤が含まれてしまうため、男性よりも大きな基準値となっているのです。骨盤を入れたら内臓脂肪なんて測れるわけがなく、海外の研究者から笑われています。早く変えるべきです」 

【血圧】

 上(収縮期)は130未満、下(拡張期)は85未満というのが厚労省がメタボ検診で示す基準値だ。大櫛氏がいう。

「今から20年ほど前まで、40歳以上を対象とした住民健診では収縮期180未満、拡張期100未満が治療の対象外でした。それが年々厳しくなり、メタボ検診では130/85以上が異常とされたのです。

 そもそも加齢に伴い血圧が徐々に上がっていくことは自然なこと。ですが、こんな基準があるから医師が降圧剤を乱用する。高血圧は脳卒中のリスクを増やすといわれていますが、そのリスクは高血圧自体ではなく、降圧剤の副作用という研究もあるのです」   

※週刊ポスト20121130日号より  

国民世論が“景気浮揚”だと云う話-は本当なのか 新聞テレビの受け売り?

 2012年が暮れ、2013年が幕を開けた。まずは“新年あけましておめでとうございます” 本年もコラムの更新に精を出すつもりですが、自分の中で燃えていた火種が消えたような感じで、今ひとつ強い信念に突き動かされている実感がありません。正直、何ひとつわだかまりを消化できずに年を跨いでしまった感があります。2012年という年が、地球上からリベラルの火が消えた記念すべき年になったような気もしています。特に、社会主義や共産主義支持ではないので、特に痛痒はないのですが、一定の観念が消えてしまうと云う事は、一抹の寂しさと、あらたな何かの始まりを感じさせるものですが、どうもその辺が曖昧なのです。

 世界の政治の全体像を眺めていると、これが世界の潮流だと言い切れるものがないのです。国家自体の主張の腰が定まっていないのです。中道左派的政党が中心になる国もあれば、核廃絶を標榜しながら、自由と民主主義の為に軍事戦略を練っている国もあります。民主主義風を装い、実は政敵を本当に抹殺する国もあるし、司法組織を繰り出して、政敵の政治活動を妨害する国もあります。その妨害行為に途中からタダ乗りして、権力闘争に利用する国もあります。年がら年中抗争に明け暮れ、何時になったら機関銃の音が聞こえなくなるか判らない国もあります。

 一つだけたしかに新しい胎動ではないかと思われるのが、極右的思想を持つ政治勢力が一定の力をつけ、国民から支持を得ている点だと思います。フランスにおけるルペン候補に一定の支持が集まっていたし、アメリカのティーパーティーも右派的ですし、日本の安倍首相も右派的です。イスラエルや中東諸国の場合は年中無休で戦闘的であり、なにがどのようになっているのかさえ判らないのが現状です。判っている事は、東西冷戦構造と云う判りやすい二項対立構図が崩れ、予想通りのカオスな世界が訪れたと云う事でしょう。或る意味で、世界中を巻き込むような大戦争の結果生まれた東西冷戦構造と云う副産物が世界の平和を保っていたのは皮肉なものです。

 善かれ悪しかれ、先の冷戦構造は社会主義(共産主義)と自由主義(資本主義)イデオロギー的対立軸が安定していたわけですが、社会主義、共産主義が経済的繁栄を齎さないイデオロギーであったことから、徐々にその力を失っていったわけです。そして一時、自由主義、資本主義が束の間の栄華を誇ったわけですが、対立軸を失ったイデオロギーなんてものは、虚ろなものです。今度は、その仲間内で競争をするようになりますが、同じ土俵で争うわけですから、睨みあいの冷戦という構図ではなく、喰うか食われるかと云う構図に変化してしまいます。

 この喰うか食われるかの同根な土俵で戦うのに有利な戦法は、徹頭徹尾に資本主義を貫くと云う事です。それが
金融資本主義なのでしょう。チンタラチンタラもの作りなんて遣っていられるか、ノーベル経済学賞をとった多くの学者を擁するアメリカこそ有利な市場が、金融資本主義だった。しかし、金が金を産む金融資本主義には、重大な欠点があった。後で考えれば呆れるほど単純なマルチ商法に過ぎないもので、実態があるようなないような虚構の世界だったのである。しかし、そのゲームに夢中になっている間は、誰も気づかず指摘すらしなかったのである。

 
この実態のない虚構のマネーゲーム(金融資本主義)
は、栄華を誇った自由主義、資本主義までも落伍者に貶めるところだった。どうにか土俵際で持ちこたえ、場外に転落せずに済んだが、世界中に負の遺産をバラまいた。必ずしも直接的原因とは言えないが、その負の遺産は脆弱な経済基盤に置かれていた国々の国家経済を直撃した。特にEU諸国において顕著に現れ、現在の欧州危機に至っている。病原菌をバラ撒いた米国は、それこそ再び金融資本主義的理論で、基軸通貨を持っている強みを生かし、再生の体裁を整えた。しかし、その体裁も虚構なものだろうから、バレないうちに実体経済の態勢を立ち直らせようとしているようだ。

 東西冷戦後の世界は主に経済に関わる国家的利益損得が表面立ち、自由主義、資本主義では、本来バックボーンになり得ない軍事力にも力点が置かれるに至っている。早い話が、商人が暴力装置を携えて取引に臨むと云うのだから、これはマフィアの世界と何ら変わりがないと云う事になる。ところが、このようなマフィアのような行為が、昼日中から、堂々と表通りを歩く世界が、現在の世界を支配していると云うのだから、冷静に考えると、相当に狂っている。この条件で取引しないのなら、明日の夜強盗に入られても助けてやらないぞと脅しているのである。

 その説教強盗のような国が米国であること、そして脅かされてばかりでは癪だと黙々と力をつけているのが中国だろう。乱暴な見方だが、上述するような按配で世界は動いている。中東やイスラエルでは幾分異なるニアンスで争いが起きているが、概して欧米日がそれぞれ異なる形態で経済的に苦しんでいるわけで、その解決方法もそれぞれ個性的だ。しかし、根っ子には自由主義、資本主義経済で栄華を誇った国々が苦しむ原因が経済成長の鈍化と云う問題を抱えていると考えるのが妥当だ。なぜ先進諸国の経済が成長しなかったり、鈍化してしまうか、賢者の多くは知っている筈だが、語ろうとしない。語ろうとするどころか、まだまだ成長の糊代は残っていると主張する。

 しかし、その主張は何処か苦し紛れだ。どんな馬鹿にでも理解できるような成長の理屈でない限り、そこには為にする主張が織り交ぜてあるのだ。無理やり作る市場は一過性で、必ず息切れと副作用を伴う。筆者自身、明確な答えは持っていないが、米国や日本で売れているもの等を見るにつけ、手に入れないと多少不便な場合があるが、それがないと直ちに人生に支障をきたす類のものは殆どない。つまり、衣食住と異なり、文化的最低限度の生活を営む為の絶対的必需品ではないものばかりである。つまり、そんなものはいらないのだ。

 生命維持や文化的人間として生きる最低限のものは、既にそれらの国には満杯にあり、それを如何に捨てるかに興味が移ろうとしているくらいなのだ。そのような国々が経済成長しないのは当然の帰結であり、成長している方が奇異なのである。経済学者や識者は、日本だけが経済成長しないのは、どこの何某かの政策が良くないとか、アイツらが貪り食べているとか言うわけだが、実は先進国においては、日本のような姿が自然なのかもしれない。此処に目を向ければ、日本がさして間違った方向に進んでいるとも思えないわけで、成長している米国や韓国や中国の方が悩みは多いのかもしれない。

 筆者などは、昨年一年間、捨てて良いもの探しに、暇な時間を充てていた。書籍の類も半分ほどに減った。衣服も2年袖を通していないものは捨てた。靴も二年履かないものは捨てた。文具コレクターだった筆者の段ボールの山は、もうゴミ以外のなにものでもない。こうしてモノを捨てる事にエネルギーを消費しなければならないほど、現代人はモノに埋もれているのだ。このモノに埋もれている事で、なにか鎧かぶとを身につけた気分でいたが、捨ててみると、そうではない事に気づく。

 自動車も趣味だったが、100馬力程度から始まり、300馬力のガソリン垂れ流し車に至り、ついに一昨年さらばと告げ、180馬力の車に替えた。今度の買い替えは15年後、ちんまいとろとろ走る電気自動車にしようと考えている。本来、自転車だけで充分なのだが、仕事の関係で辺鄙なところに遠出する事が多いので、仕事上の必需品なので致し方ない。家にはテレビがないので、見たい時は車に乗るようにしている(笑)世間は政治に望むことが“景気”だと言っているらしいが、本当なのだろうか?そんな事を口走る人々は経済の原則を知っているのだろうか?無駄に埋もれて、自分を見失っているだけなのではないか?

 勿論、文化的最低限度の生活が維持できない人には、景気浮揚は切実かもしれないが、そう云う人は“景気浮揚”等とは言わないだろう。仕事くれとか、住む家をくれ、何か食わせてくれと言うような気がする(笑)。“景気浮揚”が国民の望みだなんて話、余裕たっぷり、どこかウソ臭い。20数年これといった経済成長していない日本、そろそろ右肩下がり、乃至は横ばいに馴れても良さそうな時である。マスメディアが勝手に作りだした、”恣意的世論”のような気がして仕方がない。景気が政府の力程度で、簡単に上下するなら、苦労などいらないのは国民が一番知っているはずなのだが?

自動車損害賠償責任保険の値上げに異論を唱えないメディア                         天 木 直 人

 私は1月14日のメルマガ第32号で書いた。

 1月14日付の日経新聞経済面の「風速計」という匿名コラムで驚くべき事実が書かれていたと。

 すなわち補償支払いが増加し財源が不足している事を理由に金融庁が自動車損害賠償責任保険の値上げを図ろうとしている。

 ところがその裏で、自賠責保険の積立金から国の一般会計に約1兆1000億円が貸し付けられ、そのうち6000億円もの資金がいまだ返
済されないままであるという。

 これは自動車を所有している国民からカネを召し上げて、その積立金を一般会計の不足に当てる手のいい流用ではないか。

 この不祥事を隠して保険を引き上げるのは国民を騙す詐欺まがいではないか。

 そんな保険料の引き上げなど、到底許されない、と。

 そして私はその事をメディアに知ってもらい、新聞紙上で書いて国民に知らしめてほしいと願って私のブログでも書いた。

 ところがきょう1月18日の各紙を見て驚いた。

 大手新聞のすべてが当たり前のように事実だけを報じている。

 すなわち金融庁は1月17日に今年4月から自賠責保険の保険料を全国平均で13.5%値上げすることを決めたと。

 ところが、その積み立て金の膨大な部分が一般会計に消えていることに言及する記事は皆無だ。

 これは明らかに金融庁に嫌われないための意図的な不都合隠しである。

 さもなければ経済記者の無知、怠慢、不勉強だ。

 いずれにしてもジャーナリズムの使命である「国民の知る権利」に応える努力を放棄しているとしか思えない。

 メディアは自らを振り返って反省しなければならない(了)。 

近、あるオンラインコミュニティ掲示板に「米国人から見た韓中日」というタイトルで掲示物が公開された。写真には韓国と中国、そして日本の三カ国が並んでいる地図が描かれている。特に魚を追う鶏の姿が含まれていて目を引く。

残念迷?カメラマンが間に合わなかったぞよ!!

総会風景ここもカメラマンが?

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会長の年頭挨拶にあったように地域に根ざした鍼灸医療の実現こそが、宇部市鍼灸師会の将来に繋がる事だと私も思います。山中教授の事が載っていたので一言、ノーベル賞受賞後の会見等を聞く度に、この人は本当の意味で日本人の誇りだなと私は思います。常に将来の事を考え、しっかりとした国家観を持っている人だなと嬉しく思いました。

 先日、会長の所に新年総会の新聞記事を見られた(昨年、宇部まつりで鍼灸無料体験をされた)人から治療所を教えて欲しいとの問い合わせが有り、早速治療体験カルテを調べ、担当者を会長に連絡しました。新年早々嬉しいニュースなので紹介しておきます。今年も皆様の積極的な行事参加・協力をお願いします!!              MM

今年も、H25年が始まってあっという間に1ケ月が過ぎてしまいました。

我々鍼灸師にとっていかに自分の店を繁盛させていくかというテーマと毎日戦っていますが、鍼灸師全員が繁盛していくこれはあり得ないことであり、それでもその中で皆生活をしている。

企業においては合併に次ぐ合併で巨大化して一人勝ちor 23の企業での勝ち組に分かれています。

しかし、我々は長丁場なので常に楽しくなくては継続することは出来ません。ことわざの如く継続は力なり、コツコツとやっていきたいものです。その為、最終的には一人々なのですが、仏教で云う三宝帰依で僧(サンガー)(聖者の僧団)に帰依が一番大事だそうです。仲間同士で、あいつも頑張っているから俺も頑張るぞ!!

Take it Easy じっくり 行こうよ!!                       S・T